旧暦では毎月の最後の日を「三十日」と書いて“みそか” と呼んでいたことから、1年の最後の月となる12月のみそかを、「大みそか」と言うようになりました。
大みそかには、住まいの大そうじをしたり、新年を迎える準備をしたり、年越しそばを食べたり。この年越しそば、京都ではにしんの甘露煮をのせたものも人気ですね。さらに夜がふけてくると、あちこちの寺院でつかれる「除夜の鐘」が聞こえてきます。108回つくのは、人間の欲や苦しみなどの煩悩の数と同じだけ鐘をついて、その消滅を祈願しているからだと言われています。
1年のできごとや自分自身の行いを振り返り、新しい1年も健やかで過ごせるように願い、心穏やかに元旦を迎えたいですね。