節分の行事と言えば、家の中の鬼、つまり邪気を追い払うための「豆まき」。では、なぜまくのは“豆”なのでしょう?
その理由は諸説ありますが、古来より日本には米・麦・ひえ・あわ・大豆などの五穀や、塩、砂などをまいて邪気を祓ったり、清めたりする習慣がありました。大豆は、中国の古典に「鬼毒を殺し、痛みを止める」と書かれているのが理由ともされています。また「豆→魔目(まめ)」から、鬼の目にぶつけて魔滅(まめつ)するや、「射る→炒る」から、炒り豆を使うという語呂合わせからという説も。近年は、“豆”ではなく“落花生”をまく地域もあるそうですよ!
このところ、“恵方巻き”が盛んですが、家族みんなで「鬼は外、福は内」のかけ声ともに、「豆まき」も忘れないでくださいね。