「花街(かがい)」と呼ばれているまちを知っていますか?花街とは、舞・踊りをはじめとした数々の伝統伎芸、おもてなしの文化や京都の伝統文化が大切に守り続けられているまちのこと。現在、京都には五花街(祇園甲部・宮川町・先斗町・上七軒・祇園東)があります。
そこでおもてなしをしてくれるのが、日々、厳しい稽古を積み重ねている「芸妓(げいこ)さん」や「舞妓(まいこ)さん」。舞妓さんは、芸妓さんになる前の修行中の人たちのことで、舞妓さんになるまでにも仕込みさんと呼ばれ、芸事や作法、京ことばなどを身につけます。その後、見習い→店出し(舞妓としてお披露目すること)→衿替え(芸妓としてのお披露目すること)を経て、芸妓さんへと成長していくのです。
毎日、厳しい稽古に励んでいるからこそ、芸妓さんや舞妓さんは、いつ出会ってもはんなりと美しいのですね。