6月30日は「夏越(なごし)の祓(はらえ)」。多くの寺社では「茅(ちがや)」で作られた大きな輪が飾られ、輪をくぐることで半年分のけがれを祓い、つぎの半年も無病息災で過ごせるよう祈願する「茅(ち)の輪くぐり」が行われます。 …
京都の夏の風物詩といえば、川沿いにある料亭やお茶屋さんなどが期間限定で設けている「納涼床(のうりょうゆか)」「川床(かわどこ)」ですね! 納涼床も川床も、川面の上に桟敷を張り出すことで床面を作り、涼みながらお料理やお茶を …
7月7日は「七夕の節句」。「笹の節句」とも呼ばれ、五節句のひとつにも数えられています。そもそも七夕とは、中国に古くから伝わる織姫と彦星の伝説。さらに、棚機女(たなばたつめ)と呼ばれる織物の上手な乙女が機を織り、祖霊に捧げ …
祇園祭のみどころといえば山鉾ですが、そのはじまりは、祇園祭を始めた平安時代の869年に流行っていた疫病の退散を祈願して、長さ二丈(約6m)ほどの矛66本を立てたことから。その100年と少し後に、現在の山の起源とされる作り …
京都盆地の北西にある標高924mの愛宕山。この山頂にある愛宕神社に7月31日の夜から8月1日の早朝にかけて参拝すると、なんと千日参拝した分と同じ御利益があるとされているのが「千日詣」。正式には「千日通夜祭(せんにちつうや …
祇園祭とならんで、京都の夏を彩る行事といえば「五山の送り火」。毎年、お盆の最後の日、8月16日に行われます。 さて、この五山の名前と送り火の字、点火の順番をすべて言うことができますか?正解は、東山如意ヶ嶽の「大文字」→左 …
京都の夏を締めくくる地域の行事「地蔵盆」。子どもにとっては、夏休み最後のちょっとしたお祭というイメージですが、本来は、地蔵菩薩の供養会で、京都をはじめ近畿地方で伝統的に受け継がれています。 地蔵盆でよく見られる光景に「数 …
京都には、独自の歴史や文化のなかで、自然に培われてきた暮らしのルールのようなものがあるのをご存知ですか? たとえば、「門掃き(かどはき)」。自分の家の前を掃除する際に、両隣や向かいのお宅の前も気を効かせて、少しだけ掃除を …